クリティカルに考える

投稿日:

おはようございます。

 

アセスメントをとるとき

自分の思い込みだけで利用者を見ないように気をつけましょう。

 

私にも心当たりがありますし

昨日の話のケアプランがそうだったのですが

「自宅で入浴がしにくい。」

と言われると

「じゃあ、デイサービスで安全に入浴しますか?」

なんて答えてしまっています。

 

反射的に答えてるのかも知れませんが

そう返事をする前に

「なぜ自宅で入浴がしにくいんですか?」

という質問をしましょう。

 

これも何度も言っていますが

 

浴槽が深くてまたぐのが怖いとか

手すりがないので立ち上がるときに一人では難しいとか

そもそも浴室の入り口の段差に困っているとか

こんな環境の問題なのか

 

それとも

膝が悪くなって曲げ伸ばしがしにくいから

浴槽の跨ぎや浴槽内の立ち上がり

小さな椅子からの立ち上がりができないなどの

身体的な問題なのか

 

また

身体を洗う順番が分からない

使う洗剤が分からないなどの

認知機能的な問題なのか

 

はたまた

介護者がいれば特に支障なく入れるが

いないために怖くて入れないとか

そもそもお風呂が好きじゃなくて

面倒だから入りたくないなどの

介護者や本人の問題なのか

 

もっとレアなケースなら

お金がもったいないからとか

浴槽を洗うのが面倒だから

なんて話も出てくるかも知れません。

 

「お風呂に入りにくい。」

一つをとっても、いろんな理由があって

その理由によって解決の方法は変わってくると思います。

 

また

入浴がしにくくて本人は困っているのだろうか?

という、そもそもの話も確認しておきましょう。

 

家族は排泄の失敗もあるし

暑い時期にお風呂に入らないと不衛生だと思っているけど

本人はへっちゃらなんてこともあります。

 

「お風呂に入れないと困りますか?」

 

そんな質問が必要な人もいます。

 

誰もが毎日お風呂に入って清潔を保つもの・・・

 

って、誰が決めました?

 

それはあなたの思い込みではありませんか?

 

思い込み、先入観を捨てて

クリティカルに利用者を見てみましょう。

アセスメントは自分の価値観だけで取らないようにしましょう。

 

では、今日も笑顔でいきましょう!

関連記事