おはようございます。
先日、家族支援の研修がありましたよね。
(受けてない人もいるかもしれませんが…)
本人だけでなく家族の介護負担も考えて支援しましょうっていう講演でした。
ただし
家族歴や家族の思い、地域とのかかわりも同時に考えることは必要ですが
すべてケアマネが面倒を見なくちゃいけないとか
サービスで家族の分までカバーしなくちゃいけないっていう話ではなかったと思います。
本人の思いはもちろん、家族の思いや
それがどういった家族歴から来ているのかをアセスメントし
それをくみ取ったケアプランを作る。
フォーマルサービスもインフォーマルサービスも入れた
ケアプランを作りましょうっていうことでした。
なので
フォーマルサービスを提供する事業所に
その業務を超えてまで支援しなさいということを言っていたのではありません。
でも、私も言われたことがあるんですが
「家族ができないからあなたたちに頼んでるんじゃないの。」
みたいなことを言う家族や利用者がいます。
これは、利用者や家族の思い違いです。
ケアマネだから
介護保険のサービス事業所だからと
すべての面倒を見る必要はありませんし、できません。
また、業務外にもかかわらずボランティアで手伝うものでもありません。
誰でも自分の時間を切り売りして収入を得ています。
介護、福祉関係者も同じです。
「奉仕の精神で。」
なんていう人がいますが、私はそんな精神は持ち合わせていません。
その代り、私の知っている知識や技術を駆使して
できる限りの情報提供や調整を行い
生活や介護環境を整えていきます。
それには費用が掛かります。
フォーマルサービスはもちろんのこと
インフォーマルサービスについても同じです。
以前知り合いから言われたことがあるんですが
「福祉の人って自分たちが何も持っていないと勘違いしている。
その知識は素晴らしいものだ。
そしてその知識を得るために、みんな長時間勉強したり情報収集したりしている。
自分たちの価値をもっと適正に評価しなさい。」
って。
利用者や家族から言われて、何でもしてあげるのがいいケアマネではありません。
自分の価値をきちんと伝えて、本当に必要なサービスにつないでいく。
そして、その人の生活を丸ごと支えられるように
いろんなものを組み合わせ、調整していく。
ダメなものはダメと言える
正確な情報を伝えることができるケアマネになりましょう。
では、朝晩涼しくなってきましたが
風邪をひかないように頑張りましょう!