きなこもちさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
住宅改修の続きですが
住宅改修をするときは
知ってのとおり
工事にかかる前に事前申請をしなくてはいけません。
ケアマネの書く理由書と
住宅改修をしてくれる会社が書く
図面や見積もり、施工前の写真とともに提出します。
この時、どうしてますか?
「え?どうしてるって、どういうこと?」
と、思いますか?
思いますよね。
この時に業者さんが書いてくれる図面に
利用者が普段過ごしている場所や
トイレ、浴室、玄関など
頻繁に利用する場所への移動動線を書きこんでください。
「え?!そんなことしていいの?」
と思いますか?
いいんです。
「でも、不安。」
というなら、コピーを取って
そのコピーした図面に書き込んでください。
なぜ、そんなことをするのか?
住宅改修をするにも根拠が必要です。
どこに手すりを取り付けるのか
どこの段差を解消するのか
本人の動きが分からないと
住宅改修の必要性が判断できません。
反対の言い方をすれば
本人の動きが分かれば住宅改修の承認は簡単に取れるんです。
だって、日常生活上の支障がよく分かるんですから。
業者さんによっては家の間取りは書いても
普段座っている台所のテーブルやいすを書いていないところがあります。
ベッドの位置も洗濯機の場所も書いていない。
廊下にいっぱい荷物があったり掃除機があったり。
そういったものもできれば書いてみましょう。
ほんとにその手すり取り付け位置でいいですか?
その場所につけて、本人は使いますか?
そんなことが見えてくるわけです。
段差についても何センチあるのか
手すりは取り付けたら床から何センチの高さになるのか。
では、本人の身長は何センチか
本人の身長でその手すりにつかまって移動できるのか
検証していきましょう。
転倒予防しなくてはいけない。
即
「手すり取り付けましょう!」
ではなくて
本人の身体能力や移動動線を考えた結果
どこに
どの高さで
どのサイズのものを取り付けるといいのか。
しっかり検証してみましょうね。
では、金曜日です。
後1日、頑張りましょう!