おはようございます。
先週から書いている
退院のときに利用者の気持ちを代弁する方法ですが
ここでちょっと注意しなくてはいけないことがあります。
ケアマネは基本的には利用者の代弁者です。
ただ
利用者が在宅で暮らし続けるために必要な
介護者の気持ちも考えないといけません。
ケアマネが訪問して相談にのって
各種サービスを調整して利用したとしても
一日のうちのほんの少しの時間だけです。
後の長い時間
一日のほとんどは
家族の介護によって成り立っています。
だから、退院するときに医療関係者から
「これでは施設でしょう。」
と言われて
家族の気持ちがそっちに傾くには
傾くだけの理由があるんじゃないだろうか?
ということなんです。
家族からは言い出しにくかったけど
在宅での介護に負担を感じていたのではないか?
医療関係者、それも医師から言われたので
「そうだよね。この機会に・・・。」
と、なってしまったのではないでしょうか。
もし家族が介護を負担に感じていたとしたら
どこが大変だったのか。
何が大変だったのか。
そんなことも考えながら
介護する家族の話もよく聞いてみましょう。
本人支援と言いながら
介護者に過剰な負担を押し付けてなかったか。
負担は感じてなかったけど
入院したことで本人の状態が変わり
自宅での介護に対して不安になったのではないか。
負担や不安を感じていたのなら
その思いを受け止めつつ
新しいケアプランの例を提示しましょう。
位置づけるサービスもフォーマルだけでなく
インフォーマルなサービスや資源を提示し
それらを使ったことで考えられる将来について
具体的なイメージがわくように伝えましょう。
ケアプランは
あくまで利用者本人の支援になるものですが
それを使う、実行することによって
副次的に家族支援となるものを考えていきましょう。
では、今日も前向きにいきましょう!