家族支援

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おはようございます。

 

この前の日曜日は香川県介護支援専門員協議会の研修でした。

 

午前中が居宅、施設の区別ない研修で

午後からは施設ケアマネ向けの研修。

どちらも花園大学社会福祉学部の福富昌城先生が講義してくださいました。

 

この先生、全然偉ぶらないし、すごく話しやすいいい先生です。

語り口もソフトですし、終わった後のアンケートを見ても

ほとんどの人が「良かった」と感想を書いてくれていました。

 

今回の研修は

家族を視野に入れたケアマネジメント

~家族支援を考える~

と題して

利用者だけでなく家族についても、もっとアセスメントしましょう。

今のことだけでなく、家族が歩んできた歴史も聞き取りましょう。

ケアマネの一方的な思い込みを捨ててアセスメントしましょう。

なんてことを教えてもらいました。

(まだまだこんなものでは足りないのですが…。)

 

ケアマネって利用者の代弁者なんですね。

それは介護保険ができたときに「利用者本位」という言葉で教えられました。

 

でも、実際に仕事をしてみると利用者の意向だけでなく

周りで支えている家族のことも視野に入れないとうまく支援ができなかった

という経験を皆さんしているのではないでしょうか。

(基本は代弁者ですよ。)

 

利用者と家族の意向が違う。

一生懸命介護しているけど、一方的な介護で利用者の望むものではない。

県外から息子が頻繁に帰って介護しているけど

どうも夫婦仲が悪くなっているようだ。

利用者のわがままに振り回されて、娘は婚家を追い出されそうだ。

 

市外や県外に住む家族が頻繁に帰ってきて支援してくれれば

利用者にとっても、ケアマネにとっても

こんなにありがたいことはありません。

 

でも、そのことによって

子供の家族が壊れそうになってませんか?

仕事を辞めないといけなくなったりしていませんか?

介護者がストレスをためすぎて、バーンアウトしそうになっていませんか?

などと問われました。

 

そして、私たちのイメージする「家族とは?」

「家族だからして当たり前でしょ。」

なんて言ってませんか?って。

 

確かに家族でないとできないことも多々あります。

救急病院なんかそのさいたるものですよね。

救急車で運ばれたら検査をするにも

「家族の同意がないとできません。」

 

「県外や海外に家族がいる人は救急車で運ばれても

家族が到着するまで検査もしてもらえないのですか?」

って腹を立てることもしばしば。

 

でも、ケアマネさん。

おんなじことを家族に対して言ってませんか?

 

担当者会議に出席してください。(家族なんだから当たり前でしょ)

通院の時は付き添ってください。(家族なんだから当たり前でしょ)

認知症なんだから優しく接してください。(家族なんだから当たり前でしょ)

などなど。

ケアマネの持っている家族イメージを押し付けていませんか?

 

利用者と家族には、ケアマネが知り合う前の長い歴史があります。

今の生活もあります。

「それを考えずにはアセスメントしたのでは不十分ですよ。

全体を見ないと問題を見誤りますよ。」

と言われました。

 

確かにそうだと思いながら聞いていました。

 

長くなったので今日はこのあたりで。

 

では、今日も元気にいきましょう!

 

 

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