おはようございます。
昨日の話で肝心の新しい気付き、情報について書いていませんでした。
事例検討では実際にあった事例を病院のMSW(メディカルソーシャルワーカー)より提供してもらい、話し合いをしました。
70歳代の男性で独居。
自転車に乗っていて落下し、頚椎損傷。
その後の介護認定で要介護5。
嚥下機能は残っているが、背中を起こすと吐き気がして食事摂取が出来ないため、経鼻栄養にしている。
認知機能も低下していて、身内がおらず、キーパーソンになる人もいないという状況の人の退院支援です。
かいつまんで書いているので、いろいろと不足している情報があると思いますが、そこは置いといて…。
まず、吐き気がなんで起こるのか?
これ、頚椎損傷の症状の一つだそうです。
PT(理学療法士)の先生いわく
「頚椎を損傷して自立神経が不安定になるので吐き気がしてくる。
この吐き気が治まるのは、だいたい受傷から3ヶ月くらいたってから。」
とのこと。
入院していたのは高度救急の病院。
ですから長期入院は難しい。
では、リハビリ目的の転院はできるのか?
頚椎損傷も2ヶ月以内であれば、リハビリ転院の対象になっているとのこと。
もし、在宅に帰った場合、経鼻栄養の注入(本人は出来ない)を行なう医療職の確保はできるのか?
頚椎損傷は厚生労働大臣の定める疾病の中に入っているので、医療での訪問看護の提供が可能で、週に3回までの縛りもなくなるそうです。
ただし、一日に訪問看護が入れるのは3回まで。
同一日には同一事業所でないといけないそうです。
いろいろ経験するとケアマネの知識も増えていくと思いますが、やはりそれぞれの専門職にはかないません。
「こんなこと聞くと笑われるかな?」
なんて考えないで、どんどん聞いてみましょう。
きっとたくさんのことを教えてもらえますよ。
では、今日も前向きにいきましょう!