おはようございます。
良いお正月を過ごせましたか?
今日から仕事初めの人が多いのではないでしょうか。
世間をみていると年末年始も休まず
営業していた施設もあったようです。
そのうちの一つ、北茨城市のデイケアが
1月2日の送迎中に事故を起こし
利用者2名が亡くなったというニュースがありました。
事故のあった場所がニュースで出ていましたが
見通しのいい農道の真ん中でぶつかっています。
なぜこんなことが起こったのか?
映像を見ただけでは分かりません。
お正月の2日から利用者を預かってくれる施設は
家族にとってはとてもありがたいところです。
そのような施設があることで
何とか在宅で生活できている人もいます。
ただ、職員の労働環境はどうだったのだろうと
少し不安を感じます。
もちろん交代でお休みはあったと思いますが
職員の負担は大きくなかったのだろうか?
職員数は足りていたのだろうか?
お正月からの仕事も「私がやってあげなくちゃ」っていう
介護・福祉業界にありがちな
美しい気持ちで頑張りすぎてたんじゃないだろうか?
送迎の時間も大丈夫だったんだろうか?
もしかすると本当はその日に来る予定の職員が
本人や家族の病気で来られなくなって
2回目の送迎に出てたんじゃないだろうか?
もしかすると人員が足りなかったから
普段は送迎にほとんど出ない人が運転してたんじゃないだろうか?
デイケア開始の時間に間に合わない。
利用者の準備に手間取っていつもより時間がかかってしまった。
慣れない道の運転をしていた。
連日の勤務で疲れがたまっていた。
全部想像ですけど
さまざまな要因があって
普段ならいったん停止するところをあわてて渡っていたので
今回のような事故を起こしてしまったのでは?
そんなふうに感じてしまいます。
人を車に乗せて運転する。
それだけで商売(タクシーなど)が成り立ちます。
そんな、本当ならプロが行う仕事を
介護保険の送迎だからと運転に関しては素人にさせる。
ドア TO ドア
(家の玄関から施設の玄関まで介護職員が付き添う)
理念はいいのですが
こと運転に関してはいつも不安に感じています。
先日成立した入管法の改正
これにより外国人の介護者がどんどん入ってくるのかもしれません。
労働環境が悪いから日本人が集まらない。
だから外国人に・・・と言うわけにはいかないでしょう。
毎回言いますが、介護は単純労働ではありません。
本当にいろんなスキルや気配りが必要なんです。
介護現場の労働環境改善をせずに
人だけ入れればいいやという安易な対応だけはやめてほしい。
それでは職員にとっても
利用者や家族にとっても
いい結果はもたらさないから。
仕事始めからいい話で始められませんでしたが
現場で仕事をする人も
もっともっと意見を言っていきましょう!
では、今年も張り切っていきましょう。
よろしくお願いいたします!