漫然とはダメよ

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おはようございます。


昨夜はきれいなお月様が見られましたね。
お月見団子とか作りましたか?

先日、福祉用具や住宅改修の利用について相談がありました。

福祉用具って、特に退院直後の人や
転倒を頻繁にするようになった人
体力が落ちてふらつくようになった人にはとってもありがたいもの。

しかし、一度使い始めるとなかなかやめることができない。

人によっては
「それ、もうあなたには合ってないからほかの物に交換しましょう。」
と、伝えても納得されず
「使い慣れてるからこれでいい。」
で終わってしまう人もいます。

他のサービスもそうですが
人は徐々に楽な方に依存していってしまうんですね。

だから、途中で変更とか返却とか
福祉用具やめて住宅改修にしましょうとか言うと
「そんなん聞いてない!」
とか
「これがなかったら生活できんのに、どうせぇっちゅうんじゃ!」
と、怒られたりすることも・・・。

ただ、介護保険での福祉用具貸与は
漫然と長期間同じものを借り続けるのはおかしいと言われます。

そりゃそうですよね。
利用者の状態も変わりますから
退院直後と数カ月、1年とたったときって違うのが当然です。

状態が変われば福祉用具が変わるのも当たり前です。

だけど、一度入れたら
「あ~、やれやれ、これで福祉用具は片付いた。」
と、ケアマネも利用者や家族も安心しきってませんか?

毎回指導で言われてますが
福祉用具も漫然と使い続けてはいけません。

始めの導入の時に予後予測をしっかり行い
この状態がこれくらい改善されたら、次は今の福祉用具を止めてこちらに変更する。
変更したら、このような感じになる可能性がある。
その時にはこちらの福祉用具を使ったり、住宅改修をしたり
というような段取りをあらかじめ説明しておきましょう。

何度も言っていますが
「初めにいえば説明、後から言えば言い訳。」

初めに伝えることが肝心なんです。


では、大変ですが、頑張りましょう!

 

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