おはようございます。
病院の違いについて、まだ続きます。
今日は「療養病棟」について。
これは医療依存度が高い人が対象というのは知っていますよね。
医療依存度が高い患者が、50~80%入院していないといけないとのこと。
その他の基本的要件は
・対象疾患は決まっていない
・ほとんどの項目が包括診療
・医療依存度の高い患者の在宅等への準備病棟としての加算項目もある
・政策で削減が検討されている
注意点としては
これまで最終的な受け入れ先で、ここに入院すれば最後まで見てもらえることがほとんどでした。
しかし、平成28年4月から適用になる医療区分の要件が強化され、かなり重症化していないと入院の適用にならなくなっているそうです。
また、一旦入院したとしても、ショートステイや他入所先など、次の行き先を考えて家族と相談しておくことが必要になったそうです。
もう一つ、「緩和ケア病棟」というのがあります。
ここの基本的要件は
・悪性腫瘍やHIV患者が利用可能
・ターミナルに限らないが、入院期間とともに減額されるため退院支援の対象になる
・ほとんどの項目が包括診療
この病棟も長期で入院すると報酬が下がるので、退院支援、在宅療養の対称になるとのこと。
ショートステイ的に利用しながら、在宅生活を続けている人もいるそうです。
この2つの病棟は、私達のイメージでは長期で入院させてくれるところだったんですが、難しくなっているようです。
国の方針は、「在宅」ですが、ここでもそれを強く感じます。
もし利用することになったら、入院して終わりではなく、その後がどうなるのかきちんと確認して対応しましょう。
では、寒いですが、今日も上向きにいきましょう!