おはようございます。
研修の続きです。
「ケアプランは利用者の意向を反映していますか?」
そんな話を講師の先生がしていました。
利用者の想いよりも家族の希望を重視していないか?
本当に利用者の想いを聞き取っているのか?
利用者は自分から何がしたいと言える人なのか?
それが本当のニーズなのか?
きちんと検証する必要がある…と話していました。
例えば
片麻痺の人が「車を運転したい」と言えば
「無理ですね」としか返事出来ない。
しかし
「でも何で運転したいの?」
と聞くことによって
「実は母親の墓参りに行きたいんだ。」
とか
「入所している兄弟の見舞いに行きたいんだ。」
ということが分かるかも知れません。
そうなると
「では運転は出来ないけど、他の方法を考えてみましょう。」
となる。
利用者が自覚し、求めることと
本当に必要としていることは違うかもしれない。
琵琶湖のセミナーで聞いてきた話と同じ
相手の希望がどこにあるのか
「何が聞きたいの?(したいの?)」
をしっかりと聞き取らないといけないんですね。
問題と課題
問題は原因そのもの。
課題は原因を改善するための取り組み。
「原因が分からないと改善するための取り組みも見つかりませんよ。」
とのこと。
利用者が言う「車が運転したい」
言葉そのままで、運転を原因と考えると
「できない」の返事しかない。
でも、本当の原因である「墓参り」に気が付けば
それを改善するための取り組みが見えてくる。
アセスメントは情報の羅列ではなく
情報を分析し解決方法を考えていくもの。
原因ばかりを羅列していませんか?
課題を導きだしていますか?
利用者の本当の原因と課題を見つけて
ケアプランに反映していきましょう。
では、今日も前向きにいきましょう!