終末期を考える

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おはようございます。

 

皆さん、自分が年をとって

病気になった時のことを想像したことありますか?

癌とか、認知症になったらどうするか、考えたことありますか?

 

先進医療を受けたいですか?

延命治療は?

最後はどこで死を迎えたいですか?

 

そんな医療的なことよりも、行きたいところに行って

食べたいものを食べて

会いたい人に会うことを優先しますか?

 

何年か前に中学の同窓会があった時

同級生の男の子にそんな話をしたことがあるんです。

そうしたら

「そんなこと考えたくない。」

と言われました。

 

そこから数年。

まだまだ自分の終末について考える機会は少ないと思いますが

それでも徐々に「終活」などの取り組みは増えてきたように感じます。

 

この間、厚生労働省で

人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会の

第1回目が開催されました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000173574.html

 

おもに「終末期の自己決定を促しましょう。」

という内容のものですが

 

本当にその決定は本人が行ったものですか?

本人が自分で決められるように、必要な情報を提供していますか?

本人が決めたことを、周りの関係者はきちんと共有できていますか?

共有したうえで、希望する医療が受けられていますか?

反対に希望しない治療を提供したりしていませんか?

 

そんなことができていないんじゃないかと言っています。

 

注意書きのように文章の中にあるんですが

「医療費削減を目的にしているのではない。」

 

確かに、こんな話を出してくると

「年寄りに医療を受けさせないってことか!」

という人がいます。

そういうことではありませんよ…と、強調しているわけです。

 

私の考える「終活」も、同じく

その人らしい生活を最後まで送るために

どんなふうにしたいのか、最後の最後までじっくり自分自身で考えてもらうためのものです。

 

話の中心は医療ですが在宅療養にかかわるケアマネや

福祉、介護関係者にはとても関係がある内容です。

是非、一度読んでおいてください。

 

これを読んでいる人全員が同じ考えではないと思います。

でも、そういった考え方もあるということを知っておいてほしいと思います。

 

では、台風の後、暑くなりそうです。

元気を出していきましょう!!

 

 

 

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