介護保険制度改定の行方

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おはようございます。

 

25日に厚生労働省で社会保障審議会・介護保険部会が開かれました。

新聞なんかにも出ているので、内容を把握している人も多いかと思いますが、関係の深そうなところを再度お知らせしますね。

 

まず、何度も検討の議題に取り上げられてきた

「ケアプランの有料化」

 

これは、時期改定では見送られることになったようです。

ただし

「引き続き検討を行なうことが適当」

との意見がついており、今後も議題に上ることは間違いないようです。

 

今回も日本介護支援専門員協議会や利用者団体は反対の立場を取っていますが、介護保険部会の委員の中には、賛成の立場をとっている人も複数います。

賛成する理由は

「家族・利用者にコスト意識を持ってもらうために必要」

「ケアマネジャーの専門性を評価する意味で負担を求めるべき」

というもの。

 

しかし、本当にケアプランが無料だと、ケアマネの仕事を専門家が行なうものと認識してもらえないのでしょうか?

この議論が何度も出るのは、費用の問題もありますが

ケアマネの専門性が認められていないからじゃないかと思います。

 

それは、利用者や家族だけの問題ではなく、ケアマネ自身の問題でもあります。

私達は専門性を持って仕事をしていますか?

自分の経験だけに頼っていませんか?

何を根拠にケアプランをたてていますか?

自分の仕事を振り返っていますか?

 

毎日の仕事が忙しく、大変なことは重々承知です。

でも、どんなケアプランがたてられ、それによって利用者や家族の生活が向上したのかどうか、振り返る必要があるのではないでしょうか。

その時に、何を見て、どうしたから良くなったのか

モニタリングや経過、アセスメントに残しておきましょう。

そうすることで根拠がうまれてきます。

 

ケアプランが有料化されても

「あなたに担当して欲しい」

と、言ってもらえるケアマネを目指しましょう!

 

では、今日も張りきっていきましょう!

 

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