おはようございます。
先日、被後見人と面接するため、ある施設に行きました。
被後見人はほとんど言葉を発することのない状態ですが
話しかけると「にこっ」と笑い返してくれます。
会話はできませんし
「元気?ご飯食べた?」
と聞いても返ってくる反応は、良くて
「にこっ」
とした笑顔で
まったく反応のないときもあります。
この人の過ごしている居室は、いわゆる大部屋というところなので
他にも入所している人たちがいます。
同じように無反応の人もいれば
大きな声で独り言を言う人もいます。
被後見人のところにいたときに、施設の職員が隣の入所者を車いすに乗せに来ました。
「さあ、今から食堂に行きますよ。
おやつが用意してありますから、食べに行きましょう。」
と優しく話かけてるんですが、入所者には理解できないようで
「いや!痛いわ!まだや、まだや!」
等、触ってもないうちから怒って手を振り上げてます。
「まあ、そなん言わんと、いきましょう。」
車いすに移乗させているんですが
手を振り上げるので身体をくっつけることができず
腰に負担がかかりそうな介護になってました。
それでも、一生懸命、落とさないように注意しながら
何とか車いすに移乗していましたが
腰を痛めるだろうな…と心配になりました。
介護の現場では体を壊して離職する職員がたくさんいます。
腰を痛めることが多いんですが、それを防ぐために
ロボットを使った介護をすすめようなんて言ってますね。
でも、施設での職員の介護を見ていると
腰だけでなく、気持ちも折れることがあるよね…って。
いくら相手が認知症だってわかってても
辛くなったり、腹が立ったりすると思う。
介護に抵抗されて、たたかれて、ひっかかれて
つい落としたりしたら大変なことになってしまう。
それでも頑張って仕事をして
「ありがとう。」
って言ってもらえたらいいけど
それも言われず
おまけに給料は安いとなったらいやになるよね。
昨日は社会保障費の伸びを抑える話を書いたけど
介護職員の給料上げないと、この仕事好きだけではやっとれんよ。
責任だって重いんだから。
介護職員の処遇改善加算なんてわけわからん加算つくるよりも
もっと仕事しやすく、報われるようにしてほしい。
頑張ってる職員がずっと続けてくれるように。
そう思いません?
では、暑いですが、良い休日を!