おはようございます。
認知症があるなどして自分で判断できない人が
介護保険のサービスを契約しようとするとき
皆さんはどう判断しますか?
「家族がいるときは家族と話をして
代筆をしてもらったり
代わりに契約をしてもらいます。」
っていう人が多いかなと思います。
が、家族がいないときはどうしますか?
「誰もいなかったら、本人に書いてもらうしかないかな~。」
そうなんですよね。
誰も助けてくれる人がいないと
本人に書いてもらうしかないんですよね。
さらに、自分の名前も書けないくらい
重度の認知症だったら?
「いや、そんな人在宅でいないでしょ?」
いえいえ、いるんですよ。
自分の名前も書けない、忘れてる人。
名前は書けたとしても、住所忘れてるとかね。
(そんな時本人は、上手に
「手が痛いけん、あんた書いとって~。」
なんて言ったりします。)
そんな時は本人に書いてもらえないですよね。
本当にそんな人に出会ってしまったら
自分一人で契約する人はいないと思います。
だって、不安ですもんね。
事業所の先輩や主任に一緒に来てもらったり
当然困難事例ですから、地域包括支援センターに来てもらったり
地区担当の民生委員さんに同席してもらったりしましょう。
民生委員さんに代筆してもらったときは
本人の氏名を書いた下に
「代筆者 民生委員 ○○ ○○」
と、書いてもらいましょう。
でも、初回は何とかなっても
その後の担当者会議や、さまざまな申請、同意など困ることが予測されます。
そんな時はやはり成年後見制度を利用すべきだと思います。
身内がすぐに来られる場所にいれば
担当者会議やいろんな場面に出てもらいましょう。
(ただし、負担をかけすぎない程度で)
遠くにいる場合は、電話で確認しましょう。
でも、そんな家族がいないときは
成年後見人についてもらって、判断してもらうのが妥当だと思います。
「成年後見人って、お金持ってる人についてるんでしょ?」
そんなふうに思ってる人が多いみたいですが
そうではありません。
今日書いた内容は
サインに困る話が中心でしたが
明日は、なぜ成年後見人を選任するのか?について書きます。
ちょっと中途半端ですが
制度を知ってる人も知らない人も
その意味を考えてみてください。
では、今日もいい天気になりそうです。
月曜日、張り切っていきましょう!