送り付け

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FineGraphicsさんによる写真ACからの写真

 

おはようございます。

 

また、送り付け商法の相談を受けました。

 

一人暮らしの高齢者で

年金もそれほどたくさんではない。

そんな人のところにケアマネが訪問すると

そのたびに発砲スチロールの箱が増えている。

 

「これはどうしたの?」

と尋ねると

「止めたいんだけど勝手に送ってきて

どうやって来なくできるのか分からない。」

とのこと。

 

話を聞くと

私が担当している被後見人のところに

何度も送り付けした業者と同じ手口のよう。

 

金額も同じ10,800円

北海道からの宅急便です。

 

グーグルマップで調べても

記載の住所はマンションでそんな会社があるように見えない。

電話をかけても不在でつながらないとのこと。

 

「どうすればいいの?」

と聞かれたので

本人が受け取りを拒否できるのであれば

持ってきた人には気の毒ですが

宅急便の受け取りを拒否すること。

まずはこれを試してみる。

 

同時に解約の意思を表明した内容証明を作成し

内容証明郵便で送りつける。

これは多少作成に手間がかかります。

文字数とか形式があるので

日本郵便のHPで教えてくれているように作成しましょう。

HPはこちら↓

https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/syomei/use.html

 

しかし、この会社

私が経験したところと同じであれば

一度内容証明を出しても再度送ってきます。

その時は会社名を変えて送ってきていました。

住所も違うのですが

どちらもネット検索をしてみると

送り付け詐欺で有名な会社のようです。

(本当に存在しているかどうか怪しいですが。)

 

電話がつながったとしても

「本人から依頼があったんです。」

と平然と言ってのけられました。

(本人は自分から依頼できる人ではありません。)

 

さまざまな悪質な事業者がありますので

しっかりと情報共有しておきましょう。

始まりは電話、もしくは郵送でのセールスだと思われます。

そういった案内には乗らないように注意喚起もしておきましょう。

 

そうそう

消費生活センターにも情報提供しておきましょう。

 

ここは

「○○という業者は怪しいですか?」

と聞いても、何も答えてくれません。

ただ、情報を集めているだけです。

が、あまりに悪質と判断した時は

消費者庁から業者名を公表したりしているようです。

 

年金だけで生活している利用者にとって

10000円の負担は大きいです。

本当に欲しいもの、必要なものに使えるよう

気をつけてあげましょう。

 

では、今日はまた夏の暑さに戻るとのこと。

体調を崩さないよう頑張りましょう!

 

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