TECHDさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
ケアマネなど介護、福祉の仕事をしていると
認知症の高齢者にしょっちゅう会います。
まあ、当たり前と言えば当たり前なんですけど。
歳をとれば、認知機能が下がってきます。
どんな人でも記憶力が低下したり
知ってる人の名前がなかなか出てこず
「ほらほら、あの人」
なんて言ったりしたりします。
キャッシュカードの暗証番号を忘れて
ATMでおろせなくなったり
通帳をなくして何度も再発行してもらったり
印鑑もどれだか分からない
どこに行ったか分からない
なんて話は枚挙にいとまがありません。
ただ
どこで生活したとしてもお金は必要ですし
特に、在宅での生活になると
日常的にきちんと管理していないと
電気が止まった
水が止まった
ガスが・・・って
慌てふためくこともしょっちゅうあるんですよ。
しかし
認知症が進行してくるとそれらが止まっても
「なんでかなぁ」
なんて、のんきに構えてる人もいて
周りが慌てるなんてことも。
でね
人の生活とお金って切っても切り離せないし
認知症や歩けなくなってもそれは同じで
利用者の生活をどう支えるか
金銭管理をどうするかというのは大きな課題になってきます。
そこで!
いつもならここで
成年後見制度っていうんですけど
今回は金融機関が始めた商品について説明します。
その金融機関とは
みんなも知ってる百十四銀行。
百十四銀行に限らず
認知症になったお客さんの対応に苦慮している銀行は多いんですが
元気なうちからあらかじめ備えておきましょう
っていう商品が出ました。
その名も
「つかえて安心」
百十四銀行が窓口となり
お金を三菱UFJ信託銀行に預けることで
代理人による出金機能がついた信託を作って
認知症になった本人に代わって
代理人がお金を引き出すことができる仕組みです。
前から同じようなものがありましたが
今回の商品はスマホで簡単に手続きができる。
おまけに何に使ったか
代理人だけでなくほかの家族にも
金額や内容が通知される仕組みだそうです。
実はこの部分は
家族間のトラブルを回避するためのものでもあるんですけどね。
ただ
代理人が直接お金を届けるわけではなく
指定の口座に送金する仕組みだそうです。
しかし
いろんなものが滞るのは防げるし
ネットショッピングなどと組み合わせれば
買い物などもしなくて済む可能性もありかな。
介護保険の制度改正も
ICTが一つのキーワードになってますが
今後はスマホやネットを使ったサービスに
大きく舵を切っていく必要もありますね。
介護保険や福祉の制度だけでなく
いろんな情報を拾っていきましょうね。
では、今日も笑顔で行きましょう!