おはようございます。
先日、ケアプランについて相談がありました。
「認知症がある高齢者。
訪問介護のサービスに対して拒否傾向がある。
でも、認知症とともに自殺願望があるので、家族は話をするだけでもいいので訪問してほしいと希望している。」
さて、このような人が利用者だったら、どんなケアプランを立てますか?
担当者は訪問介護が入ることが適当なのかと悩んでいるとのこと。
実は訪問看護も入っているのですが、それについてはマッサージ(軽い機能訓練)を行っていて、拒否されることはないとのこと。
「でも、訪問介護でマッサージはできないし…。」
そうですね。
訪問介護でマッサージというサービスはありませんね。
でも、悩んでいるのはサービス内容ですか?
違いますよね。
「どうなりたいか。」
という、目標について悩むべきですよね。
このような人のときは、自立支援型のケアプランにしないといけないと思います。
何かを「してあげる」サービスは必要ないでしょう。
本人がどうなりたいか、どうしたいかを十分確認しましょう。
その時に
「ほっといてほしい。」
と言われても、そのまま真に受けてはいけません。
本心がどこにあるのか、それをノンバーバルなコミュニケーションからも探っていきましょう。
ノンバーバルコミュニケーションとは
「非言語コミュニケーション」
のことです。
本人の語る言葉だけでなく、態度や表情などから本心を探っていきます。
もちろん常々高齢者の相手をしているので、「知ってる」という人も多いと思いますが、関わりにくい人の場合は、特にこのノンバーバルコミュニケーションに注意をはらってみましょう。
話している内容と、ノンバーバルな態度が正反対かもしれません。
それを踏まえたうえで、アセスメントをしっかり行っていきましょう。
初めの質問とずれてきたので、明日も続きます。
では、今日も笑顔でいきましょう!