行方不明高齢者の捜索

投稿日:

おはようございます。

 

夕べ、知り合いから電話がありました。

「うちの年寄りが昼から出かけたまま帰ってこんのや。」

 

え~~っ?!

もう、数時間たってるんだけど、若い家族はみな県外に出ていて

今自宅にいるのは聴力障害で歩行できない連れ合いの方だけ。

 

近所の方が探してくれてるけど、どうしたらいいんだろう?

今すぐ捜索願を出すべきか?

 

ってことで、知り合いの、知り合いなど

わずかなつながりを駆使して、こんな時にはどうすればいいのか

電話をかけまくりました。

 

結論

こんな時には管轄の警察署に

「こういった特徴のある高齢者が保護されていないか?」

とまず確認する。

 

で、すぐにはいけなくても、とりあえず探してくれるよう依頼する。

 

その後でいいので、顔写真を持って出かけたときの服装を知っている人とともに

管轄の警察署に捜索願を出す。

 

同時に消防にも

「こういった特徴で身元不明の高齢者が救急搬送されなかったか?」

と問い合わせる。

 

後は見つかるのを待たないといけないんですが

この方は間もなく近所のスーパーで見つかり

ホッと胸をなでおろしました。

 

今回、近所の人が探してくれて見つかったそうなんですが

そんな場合注意しなくてはいけないことがあります。

 

捜索願を出したけど、見つけたのは近所の人や家族という場合は

すぐに願いを出した警察署に連絡して、捜索願の取り下げをしないといけないそうです。

 

家に自分で帰ってきたり

家族や近所の人が見つけたりすると安心して連絡するのを忘れたりしそうですよね。

必ず捜索願を出した警察署にも連絡してくださいとのこと。

 

こんなこと、しょっちゅうあったのでは困りますが

いざというときのために知っておいた方がいいでしょうね。

 

また、以前担当していた一人暮らしの高齢者のケースなんですが

認知症が進行して一人で出かけて迷子になりかけたことがあったんです。

行先が分からなくなって周りの人に

「私どこに行くんだったかしら?」

なんて聞くようになったので、外出はいつも介助者がついていきました。

でも、一人の時間に出かけるのは阻止できません。

 

なので、警察の方へあらかじめ顔写真と連絡先を届け出しました。

迷子の人がいれば、こういった登録者の中から

まず探していくとのこと。

 

もし、自分の家族や利用者で迷子になりそうな人がいるとき

先に顔写真の登録をしておくのも一つの方法ですよ。

 

高齢者が増えて、認知症の人も増えると予想されています。

利用者にも認知症の人が多いと思いますが

こんな対応の仕方も知っておいて、情報提供できるようにしておきましょう。

 

では、今日も良い一日を!

 

関連記事